7月29日に岡崎球場で行われた準決勝第1試合、愛知啓成−中京大中京の観戦記です。名電を5回コールドでぶっとばした中京に啓成がどう挑むかに注目して観戦しました。

愛知啓成
0001010|2 H8 E1
012070×|10 H10 E1
中京大中京
(7回コールド)
啓成
小出、加古、中川、児玉、二村−臼田
中京
森本、堂林−磯村

投手成績
愛知啓成
小出(1)4回1/3 72球 被安打7 四死球2 三振4 失点7
加古(18)0/3 9球 被安打1 四球1 三振0 失点2
中川(17)1/3 20球 被安打2 四球2 三振1 失点1
児玉(10)1/3 4球 被安打0 四球0 三振0 失点0
二村(11)1回 12球 被安打0 四球0 三振1 失点0
中京大中京
森本(3)5回 69球 被安打5 四死球3 三振2 失点1
堂林(1)2回 33球 被安打3 四球1 三振0 失点1

愛知啓成の小出君はこの日はMAX134k。スライダーのきれは良かった。ただ、2回裏から急に抜け球が増えました。その直前のバッティングの影響があった気がします。攻めの投球は出来ていました。
中川君、児玉君、二村君は2年生。新チームではエースを争う3人だと思います。中川君は左でMAX135kを記録。児玉君はコールドのピンチを踏ん張り、二村君は1イニングを3人で抑えた。これを自信にしてほしいですね。タイプも違いますし、面白い投手陣になると思います。
中京大中京は2年生の森本君が先発。右のオーバーハンド。MAX135Kを記録。ピンチに冷静に投げられるところが特徴。牽制がうまいです。堂林君を除けば、一番安定した投球ができるピッチャーだと見ています。
堂林君はこの日はMAX131K。調子はいま一つでした。球威はいまはこんなもんでしょう。緩急で打たせて取るピッチングが特徴です。

(試合経過)
1回表、先頭の廣田が初球を叩いて2ベース。進塁打と死球で1死1,3塁で4番増川が打席でしたが、高めのボール球をキャッチャーフライ。四球で2死満塁まで行きましたが6番臼田が倒れ無得点。中京は1回裏河合のボテボテの内野安打1本で小出が抑えます。
2回表、2死から小出が詰まりながらセンターへ運びヒットも無得点。
2回裏、先頭の磯村の2ベースから1死1、3塁とし、8番金山は1塁ゴロ。1塁踏んでからホーム転送、クロスプレーとなりましたが足が入りセーフ。中京が先制。
3回裏、無死1塁から2番國友が左中間へ運ぶタイムリー2ベース。さらに1死1、3塁から磯村がスクイズを決め3−0とします。
4回表、1死から連打で1、2塁とし、8番阿部の1塁ゴロややもたついて2塁へ送球し野選。送球が外野にそれてランナーホームイン。3−1。なおも1死1,3塁でしたが、小出、廣田が倒れ1点どまり。
5回裏、1死から國友2ベース。3番河合がタイムリー。エラーを挟んで1死2、3塁から5番磯村が2点タイムリー。6−1となったところでピッチャーを加古にスイッチ。しかし、四球とバントヒットで1死満塁となり中川にスイッチ。しかし8番金山が初球を叩いて2点タイムリー。2死満塁から2番國友が2点タイムリー。10−1。2死満塁で児玉が登板。あと1点でコールドでしたが、堂林をショートゴロでなんとかコールド回避。
6回表、ピッチャー交代、堂林。2死1、3塁から1番廣田が3塁線を破るタイムリー。10−2
7回表、先頭の黒澤が四球で出たものの、増川がゲッツーで倒れ万事休す。コールドが成立し中京大中京が勝ちました。

啓成は弱くなかった。ただ、中京が強かった。そんな試合です。

啓成は、1回、4回に点を取りたかった。ヒットは出てましたし。ただ、森本君は、ピンチに強いピッチャーでしたね。
4番増川君がポイントでした。特に初回になんとかできていれば・・・。

中京は打つのもそうですが、走塁もすごい。打撃、走塁、守備は間違いなく全国トップです。

断言します。ブログを始めて過去4年の中では愛知県最強チームです。
初めて全国で優勝出来るかも?と思いました。