県岐阜商
000101200|4 H9 E2
000000100|1 H6 E0
帝京可児

県岐阜商
山田、櫻田−平林、大橋
帝京可児
西−南里

投手成績
県岐阜商
山田(1)8回 131球 被安打5 四球2 三振4 失点1
櫻田(10)1回 15球 被安打1 四球0 三振1 失点0
帝京可児
西(1)9回 132球 被安打9 四球5 三振5 失点4

県岐阜商の山田君は右のスリークォーター。低めで打たせて取る投球をしていました。打球反応はいいピッチャーです。上背があります。
櫻田は2年生サウスポー。大きなカーブとスライダー。まっすぐはそこそこ。
帝京可児の西君は右のスリークォーター。昨年の秋に見ています。ややアーム投げながら、重そうな球を投げます。めちゃめちゃ下半身がどっしりしています。

(試合経過)
1回表、1死から2番藤田がフェンスダイレクトの2ベースで出塁も、いい当たりが正面に突く不運もあり、無得点。
1回裏、帝京可児も1死からヒットで出塁。しかし3番南里がゲッツーで無得点。
4回表1死から伊貝がヒットで出塁。続く5番江崎がライトオーバータイムリー3ベースを放ち県岐阜商が先制。
5回裏、先頭の曽根が2ベース。四球で無死1,2塁も、バント失敗。2死2,3塁までいきましたが、9番大倉が倒れ無得点。
6回表、2ベースとバントヒットで無死1、3塁とし、5番江崎のゲッツーの間に1点。2−0
6回裏にも2死から1,3塁としましたが、5番曽根が三振。
7回表、2死2塁から1番松田智がライトへ2ラン。4−0
7回裏、無死3塁から7番西が犠牲フライ。4−1
9回裏登板の櫻田が抑え県岐阜商が勝ちました。
県岐阜商が先手を取って優位に進めました。効果的に長打が出た印象ですね。押せ押せのところでスクイズを失敗したりとか、ミスがなかったわけではないですが、主導権を離さなかったのはさすがです。
途中出場でしたが、1年生の背番号6、酒井田君はショートですばらしい動きをしていました。さすが県岐阜商で1年生で一ケタをもらっていますね。

帝京可児は西君が踏ん張っていましたが、左バッターの時の外をあんまりとらない判定に泣かされていた印象もあります。あとは7回の松田君のホームランが痛かった。そこまでスライダーに合っていなかった印象があったので、2−2のカウントでまっすぐを選択した配球が残念に思いました。もちろん打った松田君がすばらしかったんですけどね。

球場の雰囲気が県岐阜商が支配していました。これが伝統校の強みですね。

あと、県岐阜商の藤田監督はめちゃめちゃノックがうまいです。あれは守備も上手になりますね。