7月18日、豊橋球場で行われた第1試合、成章−松蔭の観戦記です。公立の強豪校同士の対戦で注目を集めた試合。公立らしさ、がキーワードになりました。

成章
011001101|5 H9 E1
000100010|2 H3 E1
松蔭

成章
間瀬翼−杉原
松蔭
大平、岡−奥村

投手成績
成章
間瀬翼(1)9回 104球 被安打3 四球1 三振3 失点2
松蔭
大平(1)8回 118球 被安打8 四死球4 三振7 失点4
岡(10) 1回 21球 被安打1 四球1 三振1 失点1

成章の間瀬翼君は右のスリークォーター。やや小柄。昨年の選抜で投げたエース、小川君に良く似ていましたね。スピードはまずまず。まっすぐとスライダーが中心のピッチャーですが、低めに丁寧に投げれるピッチャーですね。
大平君はこの日はまっすぐは走っていたものの、スライダーが序盤いま一つ。まっすぐに頼らざるを得なかったのが厳しくなりましたね。
岡君はまっすぐをこの日は結構投げて、良かったと思います。変化球の浮いたのが痛かったです。

(試合経過)
1回表、三者凡退、2三振で斬った大平が抜群の立ち上がり。その裏に逆に間瀬は先頭の石黒にストレートの四球。一球で送って1死2塁にしますが、球が上ずる間瀬を捉えられず、3、4番が凡退。
2回表、先頭の杉原の初球を死球。送って2塁に進め、2死後7番坂口が真っすぐを捕らえて左中間へタイムリー2ベース。成章が先制。
3回表も先頭に死球を与え、犠打、三振の後、3番安井がタイムリー。2−0。
4回裏、松蔭は先頭の2番柴田が初ヒット。3番服部の2球目に盗塁を仕掛け、悪送球を誘い無死3塁。ここで犠牲フライを上げ2−1とします。
5回表のピンチは踏ん張った大平でしたが、6回表、1死から四球と6番間瀬翼の2ベースで2、3塁とし、7番坂口がスクイズを成功させ3−1。坂口はエラーで1塁に生きて、さらにピンチでしたが、ここは大平が踏ん張ります。
しかし7回表にも先頭の手嶋の2ベースから1死3塁としスクイズで加点。4−1と着実にリードを広げます。
松蔭は8回裏、6番西尾、7番奥村の連打で無死1,3塁とチャンスを掴みますが、1死後、ピッチャーのジャックルの間の1点のみで終了。
9回表、替わった岡が2死2塁まで行きますが、5番豊田のセンターライナーを目測を誤り反らしタイムリー3ベース。5−2で勝負アリでした。
そのまま、成章が勝ちました。
松蔭は力負けでした。ヒット3本では・・・。3〜5番がノーヒットでしたしね。
大平君は調子自体は悪くはなかったですが、序盤スライダーが決まらずに苦労していました。相手の手堅い攻めに打つ手がなかったですね。ミスがなかったですし。

成章はいいところがすべてでた印象。ピッチャーの間瀬翼君は丁寧に投げて、低めにボールを集めていました。
攻撃ではバントが9つすべて成功。効果的に使っていました。とにかくミスが守備にも攻撃にもなかったのが良かったですね。公立校が勝つお手本のような試合だったです。
ただ四死球の時の態度が悪かったのは残念でした。