5月2日に熱田球場で行われた第2試合、東邦−松蔭の観戦記です。とにかく松蔭がどこまで東邦相手に戦えるか、その1点に絞って観戦しました。

東邦
001000027|10 H13 E3
001000100|2 H9 E1
松蔭

東邦
上村、小森、芳賀―都築
松蔭
大平、岡、倉本―奥村、高橋

投手成績
東邦
上村(10) 4回 60球 被安打4 四球0 三振4 失点1
小森(1) 4回1/3 70球 被安打5 死球1 三振4 失点1
芳賀(11) 2/3 11球 被安打0 四球0 三振1 失点0
松蔭
大平(1) 8回1/3 129球 被安打9 四死球6 三振0 失点6
岡(10) 0/3 14球 被安打3 四球1 三振0 失点4
倉本(18) 2/3 4球 被安打1 四球0 三振0 失点0

上村君は左のオーバーハンド。秋の東海大会に見ています。 もう少し成長しているかと思ったのですが、序盤から松蔭に結構当てられていて、怖さを感じない投球でした。
小森君は右のオーバーハンド。こちらも東海大会で少し見ているのですが、かなり球が速く感じ、腕の振りも柔らかくノビがある球を投げていました。コントロールはやや甘いですが球威はさすがです。
芳賀君も右のオーバーハンド。
大平君は東邦の早打ちもありましたが、立ち上がりもスムーズで、粘り強く投げていました。2度満塁のピンチを凌ぐなど、ピンチに強い投球はすばらしかった。9回は疲れから力尽きましたが、堂々のピッチングでした。
岡君は制球が定まらず、甘く入った球を軽々運ばれました。最初の四球がすべてでしたね。
倉本君はまだ2年生。東邦相手にしっかり投げきったことを今後の糧にしてほしい。

(試合経過)
松蔭の大平の立ち上がりに注目しましたが、2死から岩瀬にヒットを浴びるも4番石川を打ち取って無得点。
その裏松蔭は先頭の石黒のヒットから、3塁まで進めるも無得点。
2回表、先頭の上戸にヒットも続く坂本の当たりがピッチャーへ鋭いライナー。これを大平がうまくグラブを出して取りゲッツー。ツキもありましたが、3人で抑えます。
3回表、先頭の永田が四球。盗塁を決め無死2塁。2死後2番角田があわやホームランとなるフェンスダイレクトのタイムリー2ベースで東邦が先制。
その裏、9番宮崎のヒットと石黒の犠打を3塁がお手玉して1,2塁。連続三振後、4番山田がタイムリーを放ちすかさず同点。尚も2,3塁では川島がセンターフライに倒れ、逆転ならず。
4回裏、2死から、エラーとヒットで1,2塁も石黒が倒れ無得点。
5回裏、松蔭が3周り目に入っていくところで、東邦がピッチャーを小森に交代。1死から、死球、ヒットで1,2塁とするも、5、6番が倒れ無得点。
4,5回を3人ずつで抑えた大平でしたが、6回表、先頭の岩瀬に2ベース。2死後セカンドのエラーと死球で満塁まで行くも8番永田を抑え無得点に抑えます。
6回裏、先頭の2ベースを送りバント失敗もあり逃すも、7回裏2死から、4番山田5番川島の連打で1、2塁とし、6番西尾がスライダーを捉えタイムリー2ベース。
松蔭が勝ち越しに成功します。尚も満塁では8番大平が倒れ追加点ならず。
8回表、先頭の石川がカウント1−3からものの見事にライト場外へ同点ホームラン。続く上戸のライト線への当たりをライトが追いつきながら落球(記録はヒット)し2塁打とし、1死後四球とヒットで満塁。9番小森が犠牲フライを上げ東邦が逆転に成功。後続は断って松蔭は反撃に望みを託します。
しかし9回表、先頭にストレートの四球。この辺りで疲れがピークにきていました。1死1,2塁から重盗を決め2、3塁とし5番上戸が2点タイムリー。ここでピッチャーを岡にスイッチしますが、勢いは止められず、四球の後3連打を浴び3失点で1死も取れずに降板。替わった倉本も1番奥村にタイムリー。2番角田に犠牲フライを浴びこの回7失点。10―2となり勝負は決まりました。
9回裏1死からピッチャーを芳賀に替え、東邦がそのまま勝ちました。

最後は力尽きて大差が付きましたが、松蔭は大健闘。東邦とがっぷり四つに組んでの戦いは本当に感動しました。大平君は7回まで1失点。東邦の強力打線を向うにまわし、精一杯のピッチングで何度もピンチを防ぎ、またショートの石黒君を中心に良く守りました。最後はエラーっぽいプレーがきっかけでしたが、9回3点リードでライトファールフライを取らずに最後まで勝敗にこだわる(結果は裏目にでましたが)など、東邦相手に一歩も引かなかったのはとにかく立派。この経験を糧に夏に挑んでいってほしい。

東邦は最後の集中打は立派でしたが、途中、甘い走塁や守備の乱れなど、反省点も多い試合でもありました。ただ、そこまで当たっていなかった4番の石川君が一発で仕留めたのは立派。文句なしのホームランでした。あれが私学4強の底力なんでしょうね。
大平君は結構力のあるピッチャーなのですが、三振を一つも取れないなど、そういうところはさすがだと感じました。振ってくるチームはやはり怖いですよね。夏までにまたどう仕上げてくるか、注目です。