今更ながら、去年の夏の県大会、津島北−愛知啓成の試合をTV観戦しました。kuronekoさんに頂いたDVDです。

津島北
001000002|3
001200001X|4
愛知啓成

津島北
伊佐地−津野
愛知啓成
小出−金井田

伊佐地君は右のオーバーハンド。こちらもテイクバックが小さく投げ込みます。スライダー。コントロール良く丁寧に投げている。
小出君は左のオーバーハンド。2年生。スライダー。やや小さいテイクバックから押し出すような投げ方。もう少し体重移動がうまくなれば球威が上がりそう。

(試合経過)
1回表、先頭井口の当たり、ショートが送球エラーも2塁を狙ってタッチアウト。その後2人は三振と小出が無難な立ち上がりを見せます。
1回裏、先頭の松本がヒット。盗塁を決めて2塁へ。しかし、伊佐地が得意の牽制で誘い出し、タッチアウト。結局3人でこちらも終了。
2回裏、エラーで出たランナーを送って1死2塁。内野ゴロ、四球で2死1,3塁まで攻めましたが、ショートゴロで無得点。
3回表、津島北の7番秀島が初ヒット。送りバントを決めて1死2塁。四球とヒットで満塁となり2番田島がスクイズを決め津島北が先制。
3回裏、先頭の岡田が際どく選んで四球。すかさず盗塁を決めて、送りバントで1死3塁の形を作ります。2番石川が犠牲フライを上げすかさず同点に追いつきます。
4回表、先頭の4番後藤がヒット。伊佐地に送らせて1死2塁としますが後続が倒れ無得点。
4回裏、1死から5番金井田がスライダーを叩いてレフトスタンドへソロホームラン。尚も内野安打と四球で1死1,2塁。2死後、9番岡田がタイムリー2ベースを放ち、3−1と逆転します。尚も死球で満塁となりますが、伊佐地が渾身のまっすぐで三振。なんとか踏ん張ります。
5回表も先頭の四球から得点圏にランナーを進めますが、無得点。
6回裏、先頭がヒットで出るも、投球前にランナーがスタートしアウト。
7回表、先頭の北澤がヒットで出塁。送って1死2塁の形をこの回も作りますが、チャンスを活かせず。
7回裏、先頭の岡田が2ベース。きっちり送って1死3塁とします。石川が選んで1,3塁としますが、森田が浅いフライ。阿部を三振に取り伊佐地がここも踏ん張ります。
8回表も先頭に四球。しかし三振ゲッツーの形でチャンスを逸します。
8回裏、先頭の金井田が2ベース。進塁打で1死3塁。しかしここも伊佐地がうまく打ち取りピンチを抑えます。
9回表、先頭の後藤がヒットで出塁。伊佐地も続き1,2塁。ワイルドピッチで2,3塁となります。1死後秀島が執念でレフト線へ運び2人帰って同点。しかし後続は抑え同点で切り抜けます。
9回裏、先頭の岡田が四球。盗塁を仕掛けてタッチアウト。松本が2ベースで出ますが、石川のピッチャーゴロで2塁ランナーが飛び出し挟まれアウト。初球に盗塁を決めて、森田がサヨナラタイムリー2ベース。熱戦に終止符を討ちました。

いい試合でした。伊佐地君の粘り強いピッチングに尽きますが、その伊佐地君を盛り立てた津島北がすばらしかった。伊佐地君も春の出来から良く合わせたと思います。この先で成長した姿が大学野球で見たいピッチャーです。
8回のランダンプレーはスリーフィートオーバーですね。ランナーの故障が重なって分かりにくかった。ああいうプレーは説明してほしい。

啓成の小出君は先頭を出す癖があります。ヒットは仕方ないにしても四球を出さない工夫がほしいですね。意外とそういうピッチャーは多いんですけど。
走塁ミスは難しいですね。紙一重ですし。積極姿勢は買いですけど。

気になったのはアナウンサーの津島の発音がおかしいこと。頭のつ、にアクセントがあると、九州の対馬列島になります。津島は普通につしま、で、まにややアクセントがあります。地元なので気になります。

それでも面白い試合でした。kuronekoさん、ありがとうございました。