7月24日熱田球場で行われた西愛知大会準決勝第1試合、中京大中京−愛知啓成の観戦記です。
中京大中京有利の下馬評の中、啓成が勝つためには先制点と思っていたので、そこに注目して観戦しました。

中京大中京
000012010|4 H9 E1
03040001×|8 H16 E1
愛知啓成

中京
竹内、細川、堂林―田中
啓成
加古、川口、二村、小出―金井田


投手成績
中京大中京
竹内 2回 36球 被安打5 四球0 三振1 失点3
細川 。飢鵝。沓乙紂“鎔詑韮検〇裕紕亜〇或僑粥ー催寸
堂林 1回 17球 被安打3 死球1 三振0 失点1

愛知啓成
加古 3回1/3 34球 被安打2 四死球2 三振0 失点0
川口押2/3 8球 被安打0 四球0 三振0 失点0
二村粥。渦2/3 35球 被安打4 四球2 三振0 失点3
小出 。害1/3 65球 被安打3 四死球4 三振2 失点1(自責点0)

この日は竹内君が投球練習の時からコントロールが今ひとつ。ゲームに入ってからも変化球がほとんど決まらず、まっすぐを狙い打たれました。
細川君は、コントロールも良かったし、スライダーも切れている印象でした。4回は自身のエラーで傷口を広げた後、啓成が鮮やかに付けこんだ、そんな印象です。
堂林君は初めて投球を見ました。確かに速いですが、ヒジが・・・。あの投げ方であれだけスピードが出るのはある意味すごいですが、故障しそう。

啓成は加古君の出来がすばらしかった。変化球できっちりストライクを取れていたし、なにより落ち着いていました。攻めの継投を見せたため、早めの降板となりましたが、もう少しいっても大丈夫だった気がします。
川口君は初めて見ました。結果的に堂林君の1ポイントとなり、いい当たりされながらも正面でゲッツーとなりました。球威はそこそこありますが、これといった決め球がない感じもしました。
二村君はややコントロールに苦しみました。ただ、二村君うんぬんよりは、中京が上回ったのかな?
小出君は正直あんまり良くなかったです。抜け球も多く、コントロールに苦しみました。先頭の四球も多かったですし。ただ、ボールの力はさすがです。


(試合経過)
1回表、加古がすばらしい立ち上がりで中京を三者凡退。その裏啓成は先頭の松本がヒットで出て、チャンスを作りますが、3番4番が倒れ0点。
2回表は四球とヒットで得点圏にランナーを置きますが無得点。その裏、2死3塁から8番藤本がタイムリー。啓成先制。加古もヒットで繋ぎ、1番松本に2点タイムリー2ベースがでて3―0とします。
3回表、早くも中京は竹内に代打を送り諦めます。3回裏細川を投入。期待に答えて、三者凡退で斬ってとります。
4回表、1死1塁で堂林を迎えたところでピッチャーを川口に替えます。堂林のあたりはいい当たりもサードライナー。ランナー戻れずゲッツーとなります。この回中京は牽制アウトもあり、らしくないミスでチャンスを潰します。
4回裏、2死ランナーなしから、藤本が見事なバントヒット。悪送球もあってランナー2塁。ここで代打の切り札松山が期待に答えてタイムリー3ベース。さらに松本が絶妙なセーフティスクイズを見せ、見事成功。さらに石川の内野安打を挟んで、森田が2点タイムリー2ベース。啓成が長短打5連打の猛攻。7―0とします。啓成は代打の関係でピッチャーを二村に交代。
5回表、1死から2連打で1、3塁。ここで細川の内野ゴロの間に1点を返し、7―1。
6回表、2死1塁から6番河合がタイムリー3ベース。7番柴田にもタイムリーが出て7―3。ここで啓成は小出を投入。ヒットで繋げられるも細川を三振にしとめてピンチを脱します。
7回表、中京は1死2,3塁のチャンスを作るも、4番井藤三振、堂林センターフライで得点出来ず。
8回表、1死1、2塁でPゴロ、ゲッツー狙ってセカンドからの送球が悪送球。ランナー返って7―4。
8回裏、ピッチャー堂林に交替。5〜7回はヒットは1本ずつ出るも追加点が奪えなかった啓成は替わった堂林を攻め、1死1、3塁で石川がセンター前に落ちるヒット。貴重な追加点を奪い8―4。
9回表は小出が2つ四死球を出しピンチを迎えますが、最後はセカンドゴロにしとめてゲームセット。啓成が勝ち決勝進出を決めました。


中京大中京は先発の竹内が誤算。結果的に早めに投入せざるをえなかった細川が4回に失った4点が痛すぎました。またチャンスであと1本が出なかった。ポイントは7回の1死2,3塁での4番井藤君の三振だったかな。あそこで1点でも取っていればまったく分かりませんでした。
堂林君は打撃ではかなり警戒されて3四球。ただ、守備や走塁が甘いです。本職は投手ということで仕方ない部分かもしれませんが、打力を過信しすぎての起用が裏目に出た格好です。2年生に背負わせすぎた印象もあります。

中京大中京は、去年に引き続き、本命視されながら、夏は予選敗退。夏を勝つというのは難しいんですね。新チームは堂林君を中心に能力の高い2年生が残りますので、間違いなく愛知県の中心になっていくと思います。この無念を活かしていってほしいですね。

啓成は序盤から思い描いたとおりの試合運びとなったのではないでしょうか?また監督さんの作戦が見事にすべて的中しました。すばらしいゲームでしたね。
ただ、ちょっと出来すぎ感があるのと、小出君の調子が今ひとつなのが気になります。決勝戦の投手の使い方がどうなるか、見物ですね。
また、ほんとに送りバントを使わなくなりました。逆にここぞというところで絶妙なセーフティを決めるなど、戦い方が鮮やかです。見てて面白かったです。決勝戦でも是非自分たちの野球を貫いてほしいですね。