7月22日に小牧球場で行われた準々決勝第1試合。愛知−栄徳の試合の観戦記です。
シード校栄徳に愛知がどこまで食い下がれるか、に注目していました。
試合展開はそのとおりだったのですが、最後にどんでん返しが待っていました。

愛知
021000005|8 H12 E3
201001300|7 H11 E2
栄徳

愛知
伊藤啓、柴田、矢野―中島
栄徳
三浦―高木


投手成績
愛知
伊藤啓 。恐1/3 102球 被安打10 死球3 三振4 失点7
柴田 1回2/3 32球 被安打1 四球1 三振3 失点0
矢野 1回 7球 被安打0 四球0 三振1 失点0

栄徳
三浦  。慌鵝。隠毅卦紂“鎔詑韮隠押〇裕紕魁〇或僑機ー催寸検兵責点5)

(試合経過)
1回裏、栄徳は、死球とヒットにエラーで1死2、3塁とし、4番高木の当たりはセカンド横っ飛びで押さえるも、ホームには投げられず先制。5番山本にタイムリーが出て栄徳が2点を先制。
2回表、愛知は先頭の5番伊藤啓がレフトへホームラン。なおも1死2塁で8番中島がタイムリー。すかさず同点に追いつきます。
3回表、1死2、3塁から伊藤啓のショート強襲タイムリーで愛知が逆転。3―2。
しかし3回裏、1死3塁から投ゴロ。サードランナー好走塁で生還。栄徳はすぐさま同点にします。
その後はお互いランナーを出しながら点は奪えませんでしたが、6回裏、無死1,2塁でバントは失敗するも、3盗を成功させ1死1、3塁。すぐにスクイズを仕掛けて成功し栄徳が勝ち越します。
7回裏、無死2、3塁でワイルドピッチ。5―3。さらに6番岡崎7番三浦が連続タイムリーで7―3となり、伊藤啓はノックアウト。
柴田にスイッチします。柴田はこの後、相変わらずの荒れ球ながら、7回、8回と何とか0に抑えます。
7回、8回は3人ずつで終わり、敗色濃厚となった9回表、愛知が怒涛の反撃を開始します。
先頭の矢沢のサードライナーをファインプレーで阻まれるも、代打伊藤翼がヒット。中島がストレートの四球を選び、長谷川がヒットを打って満塁とします。ここで1番安藤がタイムリー。を放ち7−4。
さらにサードへ弱いゴロで1塁送球が1バウンド。3塁ランナー、2塁ランナーがホームイン。さらに本塁の送球もエラーとなって1塁ランナーも帰り同点。
ここで室田が高いバウンドでサードを超していくタイムリーでついに愛知が大逆転。8―7とします。送りバントで2死2塁とし、5番伊藤啓もヒットを放つも栄徳が好返球でホームタッチアウト。8−7で9回表終了します。
愛知はピッチャー交替矢野。矢野はテンポのいい投球で3人で打ち取りゲームセット。愛知が大逆転勝利を納めました。


完全に栄徳の勝ちゲームでした。それが最後の回だけでひっくり返ってしまうんですから、野球は怖いし分からない。
三浦君はそんなに抜群の内容ではなかったですが、4〜8回はヒット2本とほぼ愛知を抑え込んでいました。9回は打順を見て、なんとか室田君まで回れば面白いけどな、とは思いましたがまさかほんとになるとは・・・。
これが伝統校の底力なのかな?と思いました。でも最後まで諦めない姿勢が産んだ逆転でしたね。
先発の伊藤啓君は、愛産大工戦で登板を回避したように、本来の出来ではなかったと思います。それでも、粘り強くなげていたし、良く踏ん張っていました。また柴田君も良くピンチを防いだし、最後に投げた小さなクローザー(勝手に命名)矢野君はすばらしい投球でした。投手陣の粘りも逆転を生んだと思います。

栄徳はいいチームでした。ほんとにこの試合を突破していたら、甲子園も分からなかった。ただ、栄徳のようなチームに立ちはだかるのはこういう伝統校の訳の分からない力かな、とは思っていましたが、こういうことが起こるんですよね・・・。
ショートの岩田君の守備はすばらしかった。何度うならされたことか。この夏見た中では一番うまかったと思います。
ずっと主戦だった三浦君が抜けるので、新チームはまたイチからかも知れませんが、またこういういいチームを作ってきてほしいですね。