4月21日に春日井球場で行われた愛知大学リーグ3回戦の観戦記です。
勝った方が勝ち点ということで、なかなか緊迫した試合。試合展開も面白かったです。

名商大
020003100|6
110020000|4
中京大

名商大
水野―倉田
中京大
上杉、清水、武藤―西平


投手成績
名商大
水野 9回 101球 被安打4 四球1 三振3 失点4(自責点4)
中京大
上杉 5回1/3 89球 被安打4 四死球3 三振5 失点5(自責点5)
清水 2回 33球 被安打3 四球2 三振2 失点1(自責点1)
武藤 1回2/3 24球 被安打1 四球0 三振2 失点0

水野君は右のアンダーハンド。立ち上がりは抜け球も多かったですが、3回くらいから緩急を使って、打たせて取る投球が出来ていました。課題はフィールディングかな?

上杉君はスカウトも注目している2年生右腕。ですが、この春はあまり調子が上がっていない感じです。この日も140k台中盤を記録していましたが、結構捉えられていました。コントロールももう一つでしたね。

清水君もコントロールがばらついていました。

武藤君はまずまず。


(試合経過)
1回裏濱村の3塁打でチャンスを作り3番紙谷犠牲フライで中京大先制
2回表1死1塁から6番高見沢のところでエンドラン、打球はレフトオーバータイムリー2ベースとなり同点。尚も1死1、3塁から内野ゴロの間に逆転。2―1
2回裏、1死1、3塁で8番平井犠牲フライで同点。
5回裏2死1、2塁から2番磯村が2点タイムリー2ベースで中京大勝ち越し。4―2
6回表、四死球で無死1、2塁。3番高木に初球バスターエンドランを指示。ものの見事に決まり、1塁線を破る2点タイムリー3ベースで同点。続く4番勝賀瀬のタイムリーで逆転。5―4
中京大ピッチャー交替、清水。この後、2死満塁まで行きますが、なんとか後続を打ち取ります。
7回表、2死3塁から暴投で6ー4
8回表、1死2塁でピッチャー武藤にスイッチ。
水野完投勝利。6ー4
名商大が勝ち点をあげました。


名商大はこの日、中村監督の作戦がズバズバ的中。2回、6回とエンドランが決まっていました。好投手攻略のお手本のような試合でしたね。監督の抗議の場面でも、審判が押されている雰囲気で、さすがの貫禄でした。
打の中で印象良かったのは1番の杉岡君。良くボールを選び、好球必打が出来ていました。

中京大は投手陣が踏ん張り切れなかったのが敗因ですが、打線も水野君に翻弄。6回以降立ち直った水野君からノーヒットとちょっと寂しかった。これで2戦続けて勝ち点を落とし、苦しいシーズンとなっています。投手陣の立て直しが急務かと。
復活した小椋君に期待したいですね。