犬顔さんにまたまた観戦記を頂きました。UPさせていただきます。

「杜若−弥富」 観戦記

この日の気温は30度を超え、9月下旬というのに真夏のようでした。一回戦の高蔵
寺をコールドで下した杜若と尾張地区予選を1位で通過したシード校弥富の対戦。実
力校同士とあって接戦が予想されましたが、意外な大差がつきました。

杜若 105 111 0│9
弥富 000 000 0│0

杜若
河野ー横山
弥富
日比、井上、内田、世古口ー本部

弥富の先発は背番号1の日比君。上背はあまりないです。この日は3種類位の球種で組み立てていたように思います。直球とゆるいカーブ、それとスライダーでしょうか。

1回表、四球と送りバント失敗で1アウト1塁。3番のライト前ライン際のポテンヒットで1アウト2・3塁のチャンス。4番は三振に倒れますが5番がレフト前タイムリー。1点先制。2塁ランナーはホームタッチアウト。

杜若の先発はエースの河野君。本格派タイプの右ピッチャーです。スピードは僕には普通に思えました。しかしこの日は完璧なピッチングでした。
ファーストの安藤君の背番号は2。本来はキャッチャーのようです。

1回裏、弥富は2死から3番にツーベースがでますが4番がセンターフライに倒れます。

3回表、1死後連続四球で1アウト1・2塁。ここで4番安藤君にパックスクリーン左横に入る特大の3ランがでます。その後ショートエラーと四球で再び1アウト1・2塁。7番河野君が右中間への2点タイムリーツーベース。

4回表、先頭から2者連続四球。ここで投手交代。日比君は降板。サードの井上君がマウンドへ。3番は三振にとりますが4番のセンター前ヒットで1アウト満塁。5番の高いバウンドのファーストゴロの間に1点追加。

5回表、この回からピッチャー内田君に。井上君はサードに戻ります。四球、送りバント、四球で1アウト1・2塁。1番が左中間を破り1点追加。なおも1アウト2・3塁のチャンスを迎えますがここは内田君が踏ん張ります。

6回表、1アウトから5番がヒットの後四球。7番河野君がレフト前タイムリーで1点追加。河野君は打つ方でも活躍。次の打者に四球を与えたところで弥富のピッチャーは世古口君に交代。1アウト満塁のピンチで9番を三振。1番をレフトフライに打ち取ります。世古口君の球は速い!

7回裏、2死から連打が出ますが最後はセカンドゴロを好捕されゲームセット。

正直、弥富の自滅でした。一体いくつ四球を与えたのでしょう。攻撃のリズムにも影響が出てしまったのかもしれません。杜若は河野君の好投につきます。制球も良くチャンスすら与えませんでした。