陸上の学生長距離界のエース、佐藤秀和(20)がケニアに留学したことが5日、分かった。在籍する順大を3月末で中退し、海の向こうから8月開幕の世界選手権(大阪)出場を目指す。

 今年1月の箱根駅伝で4区区間賞を獲得し、順大の優勝に貢献した20歳が大きな決断を下した。「世界トップのケニアでレベルアップを図り、世界選手権と北京五輪に出たい」。箱根優勝を置き土産に中退を決断。先月29日にケニアに渡り、現在はナイロビに拠点を置く「キヨニクラブ」で汗を流している。
(スポニチより)

これにはびっくりしました。ケニアに留学というのには、へー珍しい、としか思わなかったんですが、箱根優勝を置き土産に中退して行くというのが、なによりすごい。

このところ女子にくらべ低迷が叫ばれる男子長距離界。その根源が箱根にあるとも言われています。選手が箱根を目指してしまい、世界を勝つための練習が出来ていないというのがそう言われる原因です。僕もその意見は一理あると思ってます。

そんな中、世界を目指すために箱根を振り切ってケニアに飛び出した佐藤秀和選手。その心意気を買って応援したいです。お金の問題とか、困難も多いと思いますが、ぜひ結果に結び付けてほしいです。こういう気持ちと行動が男子長距離界に足らないところだと思ってますから。