東海大会には5年ぶり32回目の出場。「愛知県屈指の伝統校」このところは名電に押され、県ナンバーワンの称号は譲りつつありますが、久しぶりの東海大会出場で、中京健在を見せられるか、要注目です。
(敬称略)

☆秋の戦績(太字は観戦試合)
15−0桜台
14−0名古屋大谷
8−3星城
8−1至学館
15−5享栄
9−6愛産大工
2−2東邦(延長15回引き分け)
10−0東邦(再試合)
5−7愛工大名電
9−2福江
4−2星城
7−3津島北
9−1享栄(7回コールド)
4−2東邦

○投手力
サウスポーの竹内、右サイドハンドの大森の継投で勝ち上がってきました。竹内は球速はそれほどではないが、なかなかコントロールが良く、大崩れをしない。スタミナにやや不安がある。
大森はなかなかキレがあり、コントロールもまずまず。三振を多く取るタイプではありませんが、安定感があるし、先発の竹内とはタイプが違うため、なかなか打ちあぐむ形が多いですね。井藤もなかなかいいピッチャーでした。ものすごい球威があるわけではありませんが、バックがいいだけに打たせて取るピッチングが出来てますね。

○打力
4番の小川がやや不調。それに9人中7人が左という片寄った打線。このあたりがどう転ぶか。星城の斉藤を打ちあぐんだように、いい左Pがきたときは不安。あと、1番を打っていた難波が負傷のためベンチ入りも叶わなかったとのこと。このあたりに不安要素を感じます。

○守備力
間違いなく、愛知県の代表校中ナンバーワン。こちらもショートの難波が抜けてどうなるかは分かりませんが、サードを守っていた矢沢の動きはすばらしかった。去年の啓成に匹敵する守備の堅さです。

○走力
こちらもすばらしい。走塁技術の高さは練習の賜物かな?次の塁を貪欲に狙う姿勢がいいです。

○采配
中京らしい手堅い野球が中心です。ただ、思い切った走塁もあり、相手にとって油断の出来ない相手でしょう。問題は難波に代表される故障の多さ。当日いかに万全で迎えられるか。あとはいいピッチャーに当たった時に対応できるかが不安です。

○東海大会展望
間違いなく、初戦で当たることの予想される岐阜中京との試合が大一番と思います。中京の好投手を打ち崩せるかどうか。ここさえ突破できれば、久々の春出場に視界が開けるのですが・・・。兄弟校対決を何とか制して、甲子園出場を決めてほしい。