16日の一番の注目カードと言っていいであろう、愛知啓成−菊華の試合を観戦してきました。

いつも観戦の時はノートにメモを取りながら観戦するのですが、今回は途中で割と激しい雨が降ったため、書くのを断念しました。なので、本当に雑感のような形になります。

あらかじめ混むことを予想し、しんどいのを覚悟で、第1試合から球場に向かいました。それでもやはり前日に比べるとお客さんが多く、大体見る位置というのは自分の中で決まっているのですが、今日はその位置が取れませんでした。

津島球場というのはかなりスタンドが狭く、第2試合が始まる頃には立ち見や席の間の階段に座る人も多数いて、いかに注目カードか、というのがよく分かりました。
また、やはり尾張地区の球場ということと、甲子園の効果は絶大なのか、啓成びいきが多い観客席となりました。

ランニングスコアです。

菊華
000010010|2
00012300×|6
愛知啓成

菊華 渡辺−矢田−高橋
愛知啓成 水野−寺本−野口

菊華は、背番号19の渡辺が先発。啓成はエース水野が登板。水野が今日は抜群の出来。ボールが低めに集まり、内野ゴロの山を築く。4回まで1四球、ノーヒットで抑えます。
一方の渡辺投手は、コントロールに苦しみ、四球でピンチを招きますが、要所で踏ん張ります。特に初回の1死満塁をゲッツーで切り抜けたのが大きかった。啓成にとっては、チャンスを作りながらも得点できない嫌な流れ。

4回にようやく啓成が先制。ランナーを3塁において相手の暴投で1点をもらいます。
しかし5回表、水野が簡単に2死を取ったが、そこでちょっと油断したか、ボールが真ん中付近に集まったところを連続2ベースを浴び同点とされます。
その裏、1死2塁となったところで雨が強くなり中断。割と早く上がったため10分程度の中断ですんだのですが、この中断で目が覚めたか、啓成が相手投手を捕らえ2点勝ち越し。6回にも四球を足がかりに3点を奪って、試合を決定付けます。

8回に啓成は、寺本にスイッチするが裏目。1点を取られランナーを2人残してアウトを一つも取れずに降板。3番手の野口がきっちり後続を断ち、9回も締めて啓成が2回戦に駒を進めました。

水野投手は7回を1失点。点を失った5回以外は危なげない投球。調子はよさそうでした。ショートゴロの山を築く様は芸術のよう。
あと啓成は守備がさすが。もう、完全に完成されてます。特に森越の動きの良さは最高です。ゲッツーを取った時の動きなんかは、もうどうやったら伝わるか(笑)。セカンド方面に強いあたりに飛び込みながら抑えてセカンドにグラブトス。見事にゲッツーを完成(うーわかりにくい・・・)。1点入りそうな場面をチェンジにしてしまう守備の力。守備だけなら全国トップクラスの力を見せ付けていました。

問題は打撃。チャンスをいくつも貰いながら点が取れない様は、まるで名古屋を本拠にする某プロチームの様(苦笑)。守備がいいとこが似ているのはいいんですが・・・。

順当にいけば4回戦で当たる名電との試合は、結局水野が通用するかどうかなんですが、気になるのは、行われるのが熱田球場だというところ。あそこは狭いからなぁ・・・。岡崎やドームなら、啓成の守備が100%活かされると思うのですけどね。でも、啓成はやっぱり強い。名電との試合は事実上の・・・と言われる試合になりそう。
激闘の予感。